不妊治療について

■鍼灸治療が出来ること

西洋医学(婦人科さんでの治療など)と、東洋医学(鍼灸治療や漢方薬など)は「不妊から妊娠、出産」という目標は同じでも、考え方やアプローチは異なります。
鍼灸治療に出来ることは、体を整え妊娠しやすい体づくりのお手伝いです。

鍼灸治療に期待できること

婦人科系の疾患がなく、生殖器に問題がないのに妊娠できない、また妊娠しても流産してしまうなどの、原因不明の不妊に対して効果が期待できます。
また、治療において体の冷えや、痛み・こりを緩和させ、体のストレスを取り除くことも妊娠への近道となります。

治療の流れ

鍼灸治療では、体を流れる「気・血・津(水)」の3つのエネルギーが密接に関係し、維持されていると考えられており、このバランスが乱れると体の不調が現れてきます。
妊娠しやすい体をつくる=「気・血・津(水)」のバランスを整える治療=体質改善になります。
不妊に対する治療の場合、生理周期に合わせた治療をしていく必要があるため治療頻度は月2回以上が望ましいです。
女性の体は7日間ごとのリズムがありますが、受けられる方によってトラブルの起こるリズムが異なりますので、治療頻度は受けられる方によって変わる場合があります。
また、ほとんどの患者さんの場合体質改善には最低3カ月を要しております。
もちろん、3カ月経たずに妊娠される方もいらっしゃいますが、3カ月以上の治療を継続していただければより効果が期待されると考えております。

あくまでも妊娠しやすい体づくりを目的としています。